2011年8月19日金曜日

♯008 き <銀杏BOYZ/ぎんなんぼーいず>



「え!?これ生放送だったんですか?」
これは4年前の夏、銀杏BOYZのボーカル峯田和伸が僕に向けて言った言葉だ。

 当時僕は、梅田のタワレコで今は無き「Rock the Radio」というFM osakaのラジオ番組で、WEBで流す映像を撮影する仕事をしていた。
(聞くと凄そうだが、まったく大したことなく、カメラは定点でほとんど動かさないし振らない。まぁRECボタンを押すくらいのもの)
確かバンド初のシングル「あいどんわなだい」の発売日前後くらい、ゲストに銀杏BOYZのボーカル峯田さんとドラムの村井さんが来たんだっけな。
話した内容は全く覚えてないが、記憶に残っているシーンが1つある。
番組は公開収録だったのだが、集った一般のお客さんを前に峯田さんは急に「股間に手を入れチン毛をむしり」ガラス一枚隔てたお客さんに見せつけたのである。
沸き上がる歓声を他所に、生放送という事もあり、必死で下半身を切る為に、カメラを顔にズームインしたのを覚えてる。

収録後、彼が僕に放った言葉が冒頭の言葉である。
ちなみに女性のMCとは全く目を合わせなかったのが印象的だった。

僕は銀杏BOYZが好きだ。
いや、「好きだった」というのが正しいのかもしれない。
銀杏BOYZはデビュー時に出したアルバム以降もう6年もアルバムを発表してない…。

ファンはいつだって勝手で、好きな物に対して常に理想であってほしいと願う。
好きでいさせてくれというのはエゴでしかなく、自分に合わないと思ったら、他人の粗を見つけそのせいにして安心しようとする。
「麺は伸びずに熱くいてくれ」とラーメンに願うようなものだ。
味噌ラーメンに願うようなものだ。それは分かってる。

でも、「君を連れ去って結婚式をあげよう 君のパパを殺したい」とか
「あなたがこの世界に一緒に生きてくれるなら死んでも構わない」とか
相手を想うばかりか、思いやらず、一方通行をスピード違反で駆け飛ばしていくような表現に、そして無様なまでに、なりふり構わず拳をむき出す姿に、自分は幾度となく救われた事がある。
もうダメだって思ってる人に「ダメじゃないんだよ」っていうような事でなく「ダメでいいじゃねぇか」っていうようなもの。

 要するに今日は何が言いたいかというと「いい加減早くアルバムだせよ」という話。
ここは自分のブログなので、自己かつ自慰主張的に書かせて頂く。
「好きだった」じゃなくて「銀杏BOYZが好き」って言えるような日が来るのが楽しみなのだ。だってほらHUNTER×HUNTERも連載再開したんだし。

そろそろいいじゃん。

今日は以上でござる。



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